3.3 地盤改良工事
(1)工法の原理・適正施工範囲
本工法はよく締め固めた改良体を地中に造成し地盤を改良する工法である。
施工はアースオーガを正回転することにより土砂を排除しつつ計画地盤面まで
掘り進める。堀削ドリルが計画地盤面まで到達した後、掘削ドリルの頭部に荷重
を掛けながら逆回転の状態で改良材を投入し、圧縮された改良体を造成し地盤
を締固める。また基礎材にセメント系固化材を添加することにより改良体を固結強
化させる。
地盤改良工法の原理には、置換、圧密排水、締固め、固結、補強などがある
が、本工法は置換、締固め、固結を基本原理としている。複数の原理を併せ持つ
ので、本工法は砂質土、粘性土、有機質土などほとんどすべての土質に適用で
きる。
過去の施工事例から、本工法の改良深度はトラッククレーン装着式アースオーガ
による施工では2.0m〜8.0mが適正施工範囲である。
本工法はほぼ無振動、無騒音で地盤内に改良体を造成する乾式深層混合処理
工法で住宅の不同沈下防止対策に最適である。
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